
はじめに
子供の頃は絵を描くの好きだった。大人になっても絵を描きたいと思うけど、上手ではないし、なかなか描けない。美術館や画廊で美しい絵を見るのは好き、できれば素敵な絵を自分でも描いてみたいけど、ハードルが高い。
まさにこれは私のことで、絵を描くことへの憧れはそこはことなくあり、それでもずっと始められませんでした。時には、絵を描くのは下手なのに、なんで上手に絵を描きたいと思うのだろう?と考えることもありました。
でも、そんな人こそ、絵を描くには向いていると思うのです。そして、是非とも絵を描く!ということに踏み出してもらいたい。そんな大人初心者の方の一歩のキッカになって欲しいと思い、この記事を書きました。
すでに美意識を持っている

絵を描きたいけど、技術が無さすぎて、下手すぎて、絵を描きたくない。なんとも不思議な気持ちの板挟みになっている人いませんか?それは、あなたがすでに美意識や特別な感性を持っている証なのです。
この板挟みになっている人って、中高校生くらいまでは、美術部とか学校の授業・行事などで、楽しく絵を描いていたけど、進学・就職で忙しくなり、めっきり絵を描く機会がなくなったという場合は多いのではないのでしょうか?
だとすれば、絵を描く上での、アカデミックな理論や訓練、とにかく量を描くといった経験がない初心者なのですから、その意味で、下手でも仕方ないのは当たり前です。例えば、体育の授業でしか、水泳したことがないのなら、泳ぎが得意でないことが気なりますか?泳げたら、楽しいかもしれないけれど、体力あんまりにいし、別に気にならない。
それは、自分の描く絵が変だ!なんでかよく分からないけれど、自分の理想と大幅にズレている!と、絵を描く前に気が付いてしまうからです。絵を描こうとする前に、あなたの美意識や感性に裏付けられた理想をきっと無意識のうちに持っているのです。そして、皮肉なことに、それがあなたが絵を描くことの心理的なブレーキになっている場合があります。
心理的問題

誰かと、何かと比較してしまう心理は時として、描きたい気持ちにブレーキをかけるかもしれません。例えば、スポーツのフォームやダンスは、動画で撮って後から確認しないと分かりません。語学やデジタルツールのスキルとか、視覚的に見えにくいです。
一方、絵は素人にでも、一目見て視覚的に、技術力、色彩、構図などパッと分かります。頭で分析するよりも、感覚的に美醜が分かってしまうのは残酷な面もあります。ただこれは絵を作品として完成させた場合の話です。
それでは絵を描く以前に、描きたいのに描けなくなる理由は何でしょうか?これは私の経験からですか、それはあなたの心の中に眠っているアイデアなのかもしれません。きっと、そのアイデアと自分の描ける技量を天秤にかけてしまって、描けない!!って思ってしまうのかもしれません。
あちらこちらで鑑賞してきた数々の絵の片鱗かもしれません。子供の頃に見た田舎の豊な自然の風景、仕事や旅行で訪れたて初めて見た鮮烈な光景、息をの様なよう美しい風景そういものからきているのかもしれません。
描きたいもののイメージがきっと、心の中にぎゅっと詰まっているのです。技術的な問題がクリアできるのなら、それを突き詰めるのは、あなたが絵を描く上での宝物探しになります。
技術的問題

絵を描くうえで基本的なテクニックを知らないために、描き始めで躓いてしまうこともあります。私の場合は、パースやデッサンにつについての知識も画力のないため、そもそも描けないという状況になりがちです。写生とか悲惨なことになってしまうからです。
そこで色塗り絵みたいなのはいいかも?と思っても、なぜか思うようにできない。それは、色彩理論を知らなかったことが原因のことがあります。色彩なんて、好きにすればいいのですが、好きな色とモチーフなどに対して適切な色がありますし、適切な配色というものがあります。
例えば、青には緑寄りの青と紫寄りの青があり、自分の好みはどっちなのか?空と海では、どういう基準、理由で青を選ぶのか?そういうところが分からないと、好きな青で海を描いたけど、自分の中の海の印象としてはチグハグにななるということが起きます。
色は綺麗なのに、絵としてみると、なんとなく変???ということにもつながっています。素晴らしい感性を持ちながらも、技術的なところを抑えていないために、なんか変?微妙??という状況に陥ることがあります。
さらに、せっかく描いてもなんか変?が重なると、徐々に描きたくなくなったり、どうしたら自分の理想に近づくか分からず、闇雲に練習して、精神的に疲れてしまって、練習量が上がらない。初心者は練習量がものをいうことがあるので、理論的なことを知っておけば、これがダメなら、こっちを試してみよう。と楽しく練習を増やせます。
描きたいけれど描けない初心者の方におすすめのは、描きたいものを絞ることです。花だけ、鳥だけ、風景画だけとシンプルにすること。そこで、形が好きなのか?色が好きなのか?描いてみたいものをさらに絞って、取り組みやすくなるかもしれません。シンプルなモチーフはお手本になるようなものが多いので、これを描いてみたいという画像などを調べるとモチベーションが上がるかもしれません。
書店やAmazonではお手本付きや下絵付きの教本があるので、この絵を描きたいな!と思うものがあったら、スムーズに進みやすいです。自分が何に躓いているのか?が分かれば、とりあえず、ちょっとズルかな?と思っても、そこはパスしてできる方法を試してみると上手くいくかもしれません。とにかく、楽しく描き始めて描き続けることが上達には欠かせません。
パターン別解決方法

理想が高くて、いろんなイメージで頭が一杯なら、描きたいものを絞ることです。花だけ、鳥だけ、風景画だけとシンプルにすること。そこで、形が好きなのか?色が好きなのか?描いてみたいものをさらに絞って、取り組みやすくなるかもしれません。
シンプルなモチーフはお手本になるようなものが多いので、これを描いてみたいという画像などを調べるとモチベーションが上がるかもしれません。書店やAmazonではお手本付きや下絵付きの教本があるので、この絵を描きたいな!と思うものがあったら、スムーズに進みやすいです。
自分が何に躓いているのか?が分かれば、とりあえず、ちょっとズルかな?と思っても、そこはパスしてできる方法を試してみると上手くいくかもしれません。とにかく、楽しく描き始めて描き続けることが上達には欠かせません。
そして、古典的な練習方法ですが、模写という方法です。だたしこれは、技法を学ぶものなので、技法によっては難易度が一気に高くなります。例えば、名画の油絵の模写は難しいです。アクリル絵の具や水彩絵具など、他の画材でもできますが、その場合はその画材に精通する必要があります。
比較的取り組みやすいのは、キャラクターやイラストをトレースして、鉛筆・色鉛筆など手頃な画材で描いてみるというのは楽しいかもしれません。ただし、この方法で描いた絵をSNSにアップする、販売すると著作権に抵触する可能性があるので注意が必要ですが、誰にも見せないのならいい練習になるかもしれません。
最後に、絵画教室などのスクールに入ってしまうというもの手です。技術面のことは勿論、画材の購入・手入れ、モチーフの相談、服に絵の具が付いたらどうするか、すぐに相談できる先生がいるのは心強いです。実は私は、いろんなタイプの絵画教室に入った経験があり、いろんな先生や人々にあい、絵が描けるようになってきました。そのあたり詳しいことは、また次回以降の記事でご紹介していきたいと思います。
まとめ
絵を描きたいけど下手すぎてなかなか描けないと思っている方こそ、絵を描くのに向いています。なぜなら、描きたい気持ちに心理的ブレーキになっているのは、あなたの感性そのものだからです。
なので、絵を描く上で気なる点、描いてみたいものを整理して、気なる点を上手く回避して、描きたいものを描く!という戦略を立てて、練習絵を楽しく継続してみるのもいいかもしれません。描けない!を超える参考にこの記事がなると嬉しいです。
結局、私は絵画教室を渡り歩くことで解決しましたので、その続きはまた別に描いていきたいと思います。







最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございます✨